【読書感想文】お金2.0【自分の価値って何?】
こんにちは、いっとり(@ymr44yk2)です。
久しぶりの更新!
読書感想文!
今回は「佐藤航陽」さんの「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」です。
たくさんの方がすでに書評?とかを投稿されているので、ここでは完全に私が感じたことを書きます。本の内容に関係なく派生している可能性が大いにあります。
あらすじ
あらすじなんかは以下で。。。
なぜこの本を選んだか?
ネットで話題になっていたから。。。
と、あとは仮想通貨に触れるようになって経済がどのように動いているのか。。。
みたいなことがわかればいいなと思いました。
ざっくりいうと、流行に乗っただけです。
感想
読んでて感銘を受けたり、思考が発展していったことを箇条書きでパパっと書きます。
お金の価値は保存、尺度、交換の3つ
「尺度」と「交換」はそうだよねーって感じなんですが、「保存」というのが私にとって新しい感覚でした。
で、自分なりに考えてみたところ、何か瞬間的なパフォーマンスの価値をお金に換えることで価値の保存ができるんだなーと納得しました。
丁度、この本を読む直前にテレビ(激レアさんを連れてきた)で、「月に2~3回火を吹くパフォーマンスをすれば生きていける」という方が出演していました。
これは瞬間的な火吹き芸(一回一時間とか?)の価値をお金に換えることで、パフォーマンスをしない日に使えるという感じですね。これがもし、その場でおにぎりしかもらえないとか、ごはん奢ってもらうだけだと、毎日パフォーマンスしないといけません。
そんな感じで、お金の価値として「保存」というのはこれまでにない価値観でした。」
法定通貨の歴史
法定通貨の歴史って、大体100年くらいだそうです。(ちゃんと国の管理で法定通貨を整備してから)
それに対して、仮想通貨は10年くらい。。。本当に認知され始めたのはここ2~3年。
これは、このブログで何度も言ってる気がしますが、まさに黎明期です。
で、仮想通貨に対する2つの世論として、2つ挙げられていました。
まあ、確かにネットとかテレビを見てるとそんな認識なのかな、、、と思います。
でも、この二つは次元が違うというか、、、言ってる人のスタンスが違いすぎて一緒に並べると違和感があるなーという印象。
SNSを活用する人は新人類?
インスタ映えを気にして、「いいね」をもらうことに全精力を注ぐ人がいます。このように「お金」ではなくて「承認」に価値を感じるようになっているようです。
ここで、「承認」というのは、「いいね」「フォロワー」「視聴回数」「チャンネル登録者」とかがあると思います。
で、この「承認」はお金に換えることができます。それこそインフルエンサー的な人はお金に換えています。
ということから、いかに「お金」を持っているかより、いかに「承認」をもらっているかの方が価値があると考えるのだと思います。
以前にTwitterが流行り始めた時に「フォロワー=戦闘力」のように扱われていることが話題になっていた記憶があります。
私のフォロワーは53万ですよ。的な。。。
ただし、最近揶揄される「インスタバエ」の方は「お金」で「承認」を買ってる気がするので、それはそれでどうなのか、、、という感じもしますが。
でも、「お金」で「承認」を集めて、その集めた「承認」を利用して「お金」に換えれば投資的な要素が生まれてくるのかな。。。
で、このあたりのことを考えていると、「おしゃれ四天王@闇金ウシジマくん」を思い出しました。
街でスナップを取ってもらって雑誌に載るという感じ。非公式の読者モデルみたいな感じかなと思いました。
それで、インフルエンサーの媒体が雑誌からインターネットになってきたということです。
こんなブログで自分の思想を垂れ流しているのも承認を求めているんですかね。。。
ラセウスの船
ラセウスの船は「ボロボロになった船のパーツをすべて交換した時にその船は元の船と同じ船だといえるのか?」というものです(超ざっくり、、、)
これを見て先日考えた日本人とは?というのと似ているなと感じました。
「情報」を受け継ぐことが元のものと同じであることを保証する。
「ヒト」⇒DNA?、「企業」⇒社訓?、「船」⇒船員?
では、日本人の「情報」ってなに?
日本の国土?、DNA(血)?、文化?、大和魂?
難しい。。。
個人的には「日本語」が日本人にとっての「情報」と考えていいかなと思います。
理由は、日本の文化的なものが言語の詰まっていると思うからです。ネイティブに言語を操るにはその国の文化的な背景などを理解する必要があると思います。
分散化の話
今、様々の分野で分散化が進んでいます。
分散化とは、私は中央集権の支配からの脱却だと理解しました。
例えば、、、
- ビットコイン⇒銀行、国
- Youtuber⇒テレビ局、事務所
- おしゃれ四天王⇒雑誌、編集者
なんで分散化が進むかっていうと、いろいろメリットがあるのではと思います。
- 中間マージンがとられない
- 中央集権フィルターがかからない(放送コードなし)
- コアなファンがつく(一般受けしなくても直接やり取りできる)
- 採算度外視で始められる(始めるハードルが低い)
全体的にインターネットというインフラができたことで可能になったことですよね。
インターネットは偉大だ、ということ。
IT企業の価値
IT企業って基本的に資本金少ないことが多いです。特に小さい会社は。
それは、設備がそんなに必要ないからです。工作機械もいらないし、原料もいらないし。
ということから、財務諸表には表れない部分があります。
では、どうやって測るのか。。。
それは「人」です。いかに優秀な人材を持っているか、すなわち「人財」ですね。
でも、外から見て優秀な人材を持っている企業をどうやって判断するのか。。。
「社員の満足度」とか「福利厚生」とかを基準にしてもいいんじゃないの?という話でした。
という意味では、オフィスがきれいか?とか便利なところにあるのか?とかも判断基準にしてみてもいいかもですね。
価値主義について
資本(お金)を持つことの価値が下がった。(ミニマリストとか流行ってるしね)
確かに、高い時計、車を持っててもそれだけだとリスペクトは集められない感はある。
上でも書きましたが、「承認」を集めることの価値が上がってるんですね。
承認はお金の元にもなりますしね。
また、これでウシジマくんでの話を思い出しました。
「ケータイに入ってるうん千件の連絡先が俺の財産なんだ」と、これを使ってビッグになるんだと。
この考え方は間違ってないのかなと思いました。人とのつながりを上手く利用すれば、お金に換えたりすることはできるでしょう。
(ウシジマくんではうまくいってませんでしたが、、、)
ベーシックインカム
ベーシックインカム導入後の「ヒト」はどうなるのか?
いくらもらえるのか?とかそれだけで生活できるのか?とかによる気がしますがどうなるんでしょうね。。。
2017年からフィンランドでベーシックインカムを実験的に導入してるってニュースを見つけたので、その結果を見ればある程度分かるんですかね。。。
ちなみに月に約7万円支給されるそうです。これは多いのか少ないのか微妙なところです。物価も高めの印象がありますし。
一応調べてみると、ビッグマック指数でいうと「589円」(日本は380円)
日本の1.5倍くらい高い、、、ということは日本で考えると5万円くらいもらえるイメージかな。。。
まあ、食べるくらいは心配なさそう。。。
たとえば、日本で生活保護受給者の生活実態を調査すれば、ベーシックインカム導入後の「日本人」がどうなるのかは予測できるかもしれない。(サンプル偏り過ぎて微妙かな、、、)
まとめ
この本を読んで、価値感というか、何に価値を感じるのかが移り変わっていくんだな、、、と感じました。その価値がどこに向けられているのかを見極めて追っていかないとずれた方向に向かってしまって危険だとおもいました。
また、自分の価値って何だろう、、、ということを考えました。
むしろ、自分に価値があるのか、、、あれ?ないのでは?
と、かなり不安になっています。。。
どうにかして、自分に価値を付けないと。。。
これからの変化に耐えられるように、、、
それでは、そんな感じで。。。